【熊本地震から10年。あの日、当たり前がなくなった】
今日は、熊本市でブルーインパルスが飛ぶ日。
その話を聞いて、10年前のことを思い出していました。
当時の私は妊娠中で、出産を数ヶ月後に控えている時期でした。
新婚で、やっと授かった命があって、これからの生活を当たり前のように思い描いていました。
でも、その「当たり前」は一瞬で崩れました。
あの日、震度7の地震がきた時、私はお風呂に入っていました。
立てない。
何も見えない。
ただ、「これは命の危険がある」と直感で分かるほどの揺れでした。
お風呂のお湯はほとんど外に出てしまって、
それくらい強い揺れでした。
そこからの生活は、今まで経験したことのないものでした。
電気がつかない。
水が出ない。
道は壊れていて、いつもの道が通れない。
熊本は水が綺麗で有名で、
蛇口をひねれば美味しい水が出るのが当たり前でした。
でも、その時は色のついた水しか出なかった。
「普通に生活すること」って、こんなにありがたいことなんだと、初めて気づきました。
妊娠中ということもあり、体への負担やストレスも大きく、
体調も崩し、仕事も一度お休みすることになりました。
医療の現場も、普段とは全く違う状況でした。
患者さんの命を守ることが最優先で、
インフラも整っていない中、できることを必死にやる日々。
そんな中で見たのが、空を飛ぶブルーインパルスでした。
あの時、自然と涙が出ました。
頑張ろうって思えたし、
みんなが繋がっているような感覚がありました。
あれから10年。
今は家族も増えて、日常が戻ってきています。
でも正直、あの時の気持ちを忘れかけている自分もいます。
また「当たり前」の中にいて、
気づかないうちに慣れてしまっている。
だからこそ、今日は改めて思いました。
“当たり前に過ごせている今日”って、本当にすごいことなんだなって。
そして、もう一つ感じることがあります。
それは、
頑張りすぎてしまう人ほど、
自分のことを後回しにしてしまうということ。
あの時の私は、
「生きているだけでいい」と思えたのに
今はまた
「ちゃんとしなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」って思ってしまう。
だからこそ、
意識的に“ゆるめる時間”を作ることって、とても大事だと思っています。
体が緊張していると、心も自然と緊張してしまうから。
逆に、体がゆるむと
心も少しずつゆるんでいきます。
頑張ることは素晴らしいこと。
でも、ずっと頑張り続ける必要はない。
一度立ち止まって、
呼吸を深くして、
今の自分を感じる時間も、大切にしてほしいなと思います。
もし今、
・なんとなく疲れている
・力が抜けない
・ずっと頑張り続けている
そんな方がいたら、一度体をゆるめる時間を作ってみてください。
そのきっかけとして、ピラティスを取り入れるのも一つの方法です。
無理に頑張るのではなく、
自分の体と向き合って整えていく時間。
きっと、心も少し軽くなると思います。